先日、タクシーにのっていたところ、すばらしいサービスを目にしたので、シェアします。

KMタクシーのマタニティタクシーです。

http://www.km-group.co.jp/taxi/maternity/

これはどういうものかというと、
出産を迎える妊婦が、あらかじめかかりつけの病院と、自宅を登録しておきます。
そして、陣痛がおこったら、24時間専用ダイアルに電話すると、
すぐに駆けつけてくれ道案内不要でかかり付けの病院まで搬送してもらえるというもの。

もし一人でいるときに陣痛がおこったら、とか、
もし深夜に陣痛が起きたらとか、そういった妊婦の不安にこたえるサービスだ。

そのほかにも、次のような細かい配慮もあるようだ。
・破水に備え全車(東京都内約3000台)に防水シートを用意
・陣痛時に利用の際、料金後払いサービスあり
・普通救命講習を受けたドライバーが迎えにきてくれる

まず、このサービスの顧客は、実は女性ではなく、タクシーに乗ることの多い、男性サラリーマンなのではないかと想像します。

いつも会社で仕事をしているため身重の妻を一人家に残している。そんな男性がタクシーにのっていて、何気なく、マタニティタクシーのチラシを手にする、と。

そして、奥さんにそのチラシを手渡す。
「こんなサービスがあるんだけど、登録してみない?」

こんなことを、さりげなくされたら、奥さんとしては結構うれしいですよね。

つまり、このサービスの顧客価値(ベネフィット)は、夫婦円満ということなのではないでしょうか(笑)

そして、ビジネス上のメリットは、CSRによるプランド価値向上ではないかと思います。

このサービス、既存の資産は使うものの、専用ダイアルを用意したり、かかりつけの病院を登録したり、と事務量は増える割には、直接のこのサービスを用いた売上はたいしたことはないはずです。

しかし、一度このサービスを利用した人は、おそらく一生感謝しつづけます。

また、こういったサービスを提供できたほうも、一人の命の誕生にお手伝いできたということで、仕事のモーチベーションアップにつながるでしょう。

このように、CSRというのは、本業で行うのが一番まっとうだと思います。

なお、人に聞いたことなのですが、陣痛時にタクシーを利用しようとすると、かなりの確率で乗車拒否されるそうです。

車内がよごれる可能性があるから、ということなのかもしれませが、なんとも切ない話です。

だからこそ、こういったサービスをうたうタクシー会社があると、それだけでその会社が好きになってしまいますよね。

ちなみに、このサービスに類似したサービスは、KMタクシーだけでなく、他にもあるようなので、出産が近いかたは、複数の登録しておくとより安心ですね。